旅行ルートを決めた日
5日目(3月3日)/Sydney
日曜日なので、いつも混雑でうるさいホテル前の通り、Palmer st.はとても静か。
購入当初から気になっていたラジエター液を補充しようと思って、ボンネットフードを開けてみたが、ドレインプラグがどこにあるのか見つからないので、図書館で調べることにする。
NSW州立図書館へ行くが、開館時間まで余裕があったので、すぐ近くの王立植物園を見ることにする。
王立植物園
ニュージーランドの植物園と同じく、バラ園などがある。竹林があるのがとても印象的。日本の山ならどこにでもありそうな竹林が鑑賞対象となっているのが不思議である。そういえば、オセアニアでは、まだ竹林を見ていない。
歩いているうちに図書館へのコースからやや外れたので、そのまま歩き、Opera Houseまで行くことにする。
オペラハウス
絵葉書等で有名なOpera Houseの入り口まで来る。入り口に、ツアー入場料は$9と書かれている。おまけに、中での写真撮影は禁止だそうなので外からガラス越しに覗き込むことにする。
絵葉書では白く輝いている壁面も、近くで見ると真っ白ではなく、薄いベージュ色をしている。太陽光線による反射で眩しくならないようにするための配慮だそうだ。写真で見るのと同様、非常に複雑な形をしている。
オペラハウスからCircular Quayへの道は広場になっており、ChristchurchのArt centreのようなマーケットが催されている。オペラハウスの水彩画などが売られている。
そのまま、Circular Quayの方へ足を進めると、人混みの中で芸人が銅像のふりをして立っていた。ちょっと見ると、本物の銅像のようで、芸人だと知らずに近づいてくる人を脅かしている。
昼食
さらに、Pitt st. mallまで足を進め、Food courtで昼食を食べる。メキシカンタコスを頼んだら、ミンチの中に大嫌いな羊肉が入っていたので食べられなかった。やむを得ず、他の店を見ていると、中華料理の店で、前々から気になっていたココナッツミルク入りのラーメンを見つける。白っぽいスープの中にオレンジ色をした油が見える。とても、おいしそうには見えないが、興味があったのでオーダーする。
スープを一口すすると、ココナッツミルクの中にエビのエキスが入っているのがわかる。一見こってりしてそうだが、食べてみると、以外とあっさりしている。おいしいかどうかは別として、とても新鮮な感覚だった。
お腹を膨らましたので、再び歩き出す。地下食品街を見て回る。とても懐かしい気分になる。最後に地下街へ入ったのはWellingtonだ。それ以外にニュージーランドには地下街がないのだから懐かしいのも無理もない。魚、肉、野菜など何でも売られている。日本では当たり前の光景だったのに、なんだか大都会へ来てしまったような気分になる。
車のメンテナンス本・地図探し
午後から、当初の目的であるNSW州立図書館へ。
綺麗な建物の中でたくさんの人が勉強をしたり、本を読んだり、思いのままに過ごしていた。しかし、残念ながら本の数はそれほど多くはなく、目的の 1983年式Coronaの修理メンテナンスの本は置いてなかった。
帰路、DymocksでビニールのかかっていないCoronaのメンテナンス本を見つけ、立ち読みする。
問題のドレインプラグの位置を確認しようと、冷却系統のページを見る。本によれば、Coronaにはドレインプラグはなく、ホースをはずして、ラジエター液を直接放出しなければならないようだ。
続いて、オーストラリアの地図を探す。一番欲しかった地図が見当たらないので、他の地図を選ぶことにする。これからのことを考えて、 Accommodation
guide付きの地図を考えたが、携帯性がないので、結局、シンプルなPenguin社の$19.95の地図を買う。
ダーリング・ハーバー
Darling harbourへ行く。ガイドブックによると、ここは日本人観光客御用達の典型的観光地。どんなものかと期待して見に行ったが、何があるわけでもなく、大きなショッピングセンターがあるのみ。写真 これが、買い物好きの日本人にとって刺激的なのだろうか。
とにかく、店内全体を見て回る。さすがにお土産物屋が多い。T-shirts、アボリジニの民芸品などをはじめとした、様々な種類の店が並んでいる。全部で200件近くあるのではないだろうか。
先程本屋で探し続けていた地図を見つける。ずっと欲しかった地図なので、買ったばかりの地図を返品してこようかと本気で考えたが、よくよく比べてみると、Penguin社の地図も悪くない。返品などはせずに、Penguinの地図を使うことにする。
旅行の行程を検討
夜、旅行計画を立てる。地図を見て改めてオーストラリアの規模の大きさに驚く。急いで回っても1周は難しそう。どうしても1周したいと思っていたのでとても悔しいが、残念ながら先立つものも時間もない。仕方がないのでPerthは抜かして、Melbourne、Adelaideを経由して大陸中部を北上し、Darwinへ向かうルートをとることにする。