交通量の多さに悩まされた日

43日目(4月10日)/Cairns→Mackay

彼女が朝食をとっている最中に目覚める。かなり眠いが体調はそれほど悪くない。熱を計るが、ほぼ平熱だ。問題なく運転できそうだ。

アウトバックより交通量が多い

荷物を積み込み、Coconuts caravan parkを後にする。Cairnsの町から離れても、やはり交通量が多く、100km/hを保つことができない。しかも、たびたび町があるのでしばしば 60km/h程度まで速度が落ち込む。
往路の時に訪れたFive mile swimming holeへ行く。前回持っていなかった水中カメラを片手に水面近くへ行く。パンをやって魚を誘き寄せたところで水中カメラを水の中に入れ写真を撮る。光があまり射し込んでいないのできちんと撮れているか心配だ。
水面を眺めていると時々大きな魚影が見える。パンで必死に誘き寄せようとするが、なかなか近づいてこない。しばらく待っていると、その大きな黒い物体はのろりくらりと近づいてきた。ナマズだ。近くまで来るのをじっと待って写真を撮る。
再び車に乗り、Inghamまで向かう。InghamではColesで昼食のためのChikenとSaladを買う。
Rest areaが5km先という表示があったのでそこまで車を進める。Rest areaには一応野外卓が整備されている。そして隣にガス式のBBQコンロが付いていてコインを入れれば使えるようになっている。だが、管理が行き届いておらず、コンロの回りにはゴミが散乱している。
昼食を広げると早速蠅がやってきた。無理もない、隣は牧場になっており羊がメーメーないている。今日は、昨日とうって変わり食欲がある。
食後、再びHighwayを進む。Townsvilleも通り過ぎ、はじめて走る道となる。

植物検疫所

植物検疫所にさしかかる。ちょうど日本の高速道路のような形になっており、道路上に屋根が掛かっている。New South Wales州とVictoria州の間にも検疫所があったが無人だった。今回は人がいて車を停めている。黒人のおじさんがニコニコと、人種を聞いてくる。不思議に思いながらも日本人と答えると、日本語で書かれたパンフレットをくれた。Cairns北部でパパイヤミバエという植物に寄生する蠅が大発生していて、それをこれ以上拡散させないために検疫を行っているそうだ。同じ国内でしかも陸続きであるにもかかわらず、検疫があるとは日本では考えられないことだ。持ち込めない野菜果物の一例の中には、我々が持っているアボガドが入っている。どうせ腐っているのだからかまわない。ついでに、「レモンはどうですか。」と聞くと、「だめです。」と言われ全て没収される。Cairnsで大量に買った後だったので残念だが仕方がない。「車の中の野菜箱を見せてくれませんか。」と言われたので見せる。問題ないものもあったが、没収されたものもいくつかある。だが、応対してくれたおじさんが親切で、とても優しかったので不思議と不快な気分にはならなかった。さすがに民間の人とは違いよく教育されているようだ。帰り際、日本語で、「ありがとう。」と言って送り出してくれた。

再び、ひたすら走る。だが、交通量が多く、期待通りには進まない。やたらとスピードが遅いトラックが前にいて、なかなか追い越せずいらいらさせられる。そうかと思うと、前から超大型の荷物を積んだOverloadとかかれたトラックがパトカー先導でやってくる。黄色や赤青の点滅灯が車体にいくつか付けられていて注意換気をしている。車を路肩にはみ出して、大型トラックとすれ違う。オーストラリアでは車に乗りきらないようなものでも平気で運んでしまうからすごい。小さい家を1件丸ごとトラックで運ぶことでさえもある。
延々と走り続ける。交通量が多いため、予定より遅れ気味になる。今日の滞在地はMackay。だが、前にまた遅いトラックがいる。このままMackay まで一緒かと思われたが、幸い追い越し車線があったので一気に追い抜く。

Mackay

辺りが暗くなり始めたが、ひたすら走り続ける。6時50分、ようやくMackayに到着。ほとんど休みなしで走り続けたので、エンジンオイルが少なくなり、ランプが付いたり消えたりする。水温もかなり上がっておりオーバーヒート気味だ。一度車を道路脇に停めエンジンオイルを注入する。
North MackayにあるCaravan parkの方へ向かう。だが辺りは暗くどこに何があるか分からない。道名が分からないので一度City centreへ行くがMain streetは100m程で、ちょっと走っただけですぐに住宅街へ出てしまった。また道がよく分からなくなってしまったので、City southにあるPremier van parkを探す。
無事到着するがOn site vanは空いていないので$30のCabinに泊まる。Receptionの人の発音で、Mackayは"マッケイ"ではなく"マッカイ"と発音することをはじめて知る。
荷物を置いて買い物へ行くが、大きなスーパーはない。かといってChinese take awayはどこも高いのでサンドイッチを買う。
彼女がシャワーを浴びている間にブロッコリのオイスターソース炒めとポテトサラダを作る。シャワーから帰ってきた頃に用意が整い夕食をとる。

勉強が苦手なボクの英語日記 ワーホリを終えて

ホームへ戻る