車売りの日

58日目(4月25日)/Sydney

朝6時起床。Sydneyでは午前6時から日本のNHKニュースが流される。昨日はオウム真理教の教祖麻原の初公判の日だった。前日の地元のラジオでも放送されていたから日本ではさぞかし大きなニュースに違いない。1万人の警察官による警備がされたそうだ。

午前中1本の電話が鳴る。車に興味があるという電話だ。住所を教えて電話を切る。外へ出て、車を磨く。錆があるのか気にしていた。錆があると車検に通りにくくなるのでみんな非常に気にするそうだ。そのため、特に海辺で売られている車は避けることでさえもあるそうだ。外でHost familyのSusanに車を見てもらう。多少の錆が出ているが、このくらいなら電話では"No problem"と言っておかないとチャンスを失うことになるよと教えてもらう。2度目の電話で、道に迷ったと言い、詳しく道を教えるが、午前中は誰も現れなかった。
午後も1日中待つが、結局電話の主は現れない。Susanに「4時からは近くのKu-Ring-Gai national parkが無料だから一緒に行かない?」と誘われるが電話がかかってくるかもしれないので出かけないことにする。

夕方になっても電話はかかってこない。早起きしたため、疲れたのか彼女は寝ているので、1人で夕食をつくる。暇なのでおいしくない脂肪を全部除去し、焼き肉をつくる。付け合わせに常ポテトサラダを作り彼女を起こす。

夜、電話がある。Harveyが電話を取ると、スペイン人だというのでAllenが電話を変わる。車の件のようだ。そして、「電話だよ。」と言って受話器を渡される。その人はオートマティックを探していると言うことだったので電話を切る。Allenに、「あんな分かりにくい英語、よく分かったね。」と言われる。スペイン語は日本語と同じで母音を多用するので、言葉自体はかなり早いが、スペイン語なまりの英語は聞き取れないことはない。

夜、Allen達と話をする。彼らはフランス系なのだそうだ。それでフランス語は堪能だそうだ。英語、フランス語の他にも、イタリア語、スペイン語、日本語の5カ国語も話せると言うのだから凄い。全部テープで勉強したという。勉強する人は留学などしなくても、どんな場所でも言葉など覚えてしまうのだ。
続いては電子辞書の話題で盛り上がる。我々の持っている電子辞書がかなり珍しいようで、興味をひかれている。どれくらいの言葉が入っているのか気になるようだ。試しにAllenが難しい単語を入れてみるがほとんどが出てくる。訳語を見ると"人工衛星の軌道から最も近い所"など難しい単語ばかりだ。 Susanも知らないような単語を入れても出てくる。医学用語で出てこない単語があったときは勝ち誇ったような顔をしていた。

勉強が苦手なボクの英語日記 ワーホリを終えて

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