Sydney市内観光の日

53日目(4月20日)/Sydney

土曜日しかやっていないというPaddington marketへ行く。彼女は、ガイドブックを見て以来、興味を持ち続けていたようだ。
市内中心部を抜け、Kings Crossから少し進んだ所がPaddington地区だ。比較的迷わずに場所は見つかったが、車を停める場所がない。古い住宅街をぐるぐる回りながら駐車場所を探す。教会の近くに路上駐車できる場所を見つけたので、車を停め、Marketまで歩いていくことにする。
治安が良くないのか、住宅の窓や玄関ドアは鉄格子で仕切られている。どの家もとても小さくて日本の長屋のようだ。日本の住宅が兎小屋などという誤解はどこから生まれたのだろう。これでは、日本の住宅と何も変わらない。
それぞれの家が黄緑やピンク、水色に塗られている。バラバラの色だが、街並みとしてみると、不思議なことにしっくりくる。
赤や黄色に紅葉した街路樹の下をくぐり抜けて、Marketへ行く。

Paddington market

Paddington marketでは、みんな手作りの品を売っている。Paddingtonは、いつの頃からか、洋服やアクセサリーをつくっている人が住むようになり、この Marketができたのだという。店を出している人の多くは、先程通ってきた長屋などに住みながら手作りでものをつくっているのだろうか。

入り口から1つ1つの店を見て回る。全体的に"変わったもの"が多い。変わった帽子の店、変わった洋服の店、変なアクセサリーの店などだ。アクセサリーの店ではサソリ入りのキーホルダーを見つけた。その他にも、盆栽を売っている店などとにかく嗜好が普通ではない店が多い。
ほとんど全ての店を見回って、車に戻る。鍵を開けようとすると、なぜだか空いている。治安が良くないのは分かっていたので細心の注意を払っていたのにおかしい。誰かが開けていったのだろうか。Melbourneで窓ガラスを割られて以来、車中には何も置かないようにしていたので被害はない。だが、車そのものが盗まれなくて良かった。
続いては、ChinatownとDaring harbourへ向かう。Daring horror近くの駐車場の$5/hという値段にびっくりする。だが、3時間以上は$15/dayということなので、ずっとここに停めてゆっくりと見て回ることにする。

ダーリング・ハーバー

駐車場で昼食を済ませ、Darling harbourへ歩いて向かう。途中の広場には変わった噴水がいくつもあり、目を楽しませてくれる。
Shopping centreへ入る。アイス売りのお兄ちゃんが「社長!社長!」としつこく呼び止め、買わないかと言う。誰があんな日本語を教えたのだろう。一通り見て回るが何も買わずに出る。お金は節約せねばならない。

隣接のChinatownへ向かう。旅行出発前にも来ているが、何度来てもおもしろい。中国語の本が置いてある店にはいる。僅かだが、日本語の雑誌も置いてある。中国語の教科書をはじめて見つける。
パン屋からいい匂いがしてきたので誘われるように入る。クリームパン、メロンパン、ココナッツパンを買い求める。
外へ出ると、中国雑技団のような集団が芸をしている。駒を自由に操りながらも、音楽に合わせて踊っていた。回っている駒からビュンビュン音がしているのには驚かされた。

Northbridge shopping centre

夕方になったので宿に戻る。帰りに、North SydneyにあるNorthbridge shopping centreへ寄る。日本人向けの店がとても多い。というよりも、Shopping centre1つが丸ごと日本人によって占領されているようだ。日本食品の店、スーパー、美容室、魚屋、パン屋どこに行っても日本人向けの商品が置いてあるか、日本人の店員がいる。魚屋は日本人好みの青い魚が多く、八百屋は大根などオーストラリアでは比較的見かけることの少ない野菜がごく普通に売られている。パン屋は、日本人の店員がたくさんおり、これまで決して見ることのなかった菓子パンが山のように並べられている。Woolworthsにでさえも薄切り肉が売られている。また、店内では、日本から赴任したばかりと見られる人が、同僚と思われる人に買い物に付き添われ、「こういう食べ物はここでしか売っていない。」とか、「これはまずいからやめた方がいい。」などと教わっていた。ニュージーランドではほとんど見られない日本からの単身赴任者も少なくはないようだ。
日本食料品店の前に"車売ります"の掲示をする。あたりに並んでいるのは、売ります買います以外に、"一緒に旅行してくれる人探しています"などの旅行関連のものや、"着物教室"、"塾"などの掲示まであり、日本人社会が形成されていることを印象づけられる。
夜、HostからBlue mountainのことを教えてもらう。Blue mountainとはSydney西方の郊外にある渓谷のことで、Grand canyonのようだという。明日は、日曜日で店も閉まっているだろうからBlue mountainへ行ってみることにする。

勉強が苦手なボクの英語日記 ワーホリを終えて

ホームへ戻る