F1を見た後、盗難にあった日

12日目(3月10日)/Melbourne

F1観戦へ

寒さで目が覚める。Caravan parkの人で朝早く出かける人がいると、「この人もF1を見に行くのかなぁ。」などと想像していると、自然と支度も早くなる。
8時30分頃出発する。州道37号線から国道1号線へ入り、昨日と同じLittle Collins st.に車を停める。標識によると日曜日は駐車禁止ではないので気が楽だ。しかしあたりにはたくさんの車が停まっている。きっとみんなF1を見に行くのだろう。

メインストリートであるSpencer st.からGate 3行きのトラムに乗る。昨日はすぐ乗れたが、今日は行列が凄く、1台見送って2台目に乗ることになる。トラムの中はF1を見に行く人で一杯。男の人が圧倒的に多いと思っていたが、お父さんと子供、カップル、おばさんまで結構いる。

観戦チケットを購入

MelbourneでのはじめてのF1なので珍しいもの見たさなのでみんな出かけるのだろうか。
Gate 3の入場口でチケットを買う。なんと$69もする。$$$。昨日よりもかなり高くなっている。4日通しのチケットは$121なので昨日の$54とあわせて考えると、1日で元がとれることになる。ここまで来てはもう後へは下がれない。$69出してチケットを買う。ゲートまでは行列ができている。フィルムを売るお姉さん、T-shirts売りの人などが売り込みに来る。

持ち物チェック

行列が終わり、いよいよ中へ。かばんチェックを受ける。ペットボトルに入った冷やしたお茶を見られ、「ビールではないか。」と疑われる。ビールではないので、「違う。これはお茶だ。」と答える。無事通過できると思ったが、「蓋が開いている飲み物は持ち込めない。」と言われる。なぜだろう。お姉さんに、「飲んでしまえば。」と言われたので少し飲む。このあたりが日本とは違う。日本ならば、有無を言わさずに捨ててしまうだろう。
結局、もういらないと言うと捨てられてしまった。ここまで水筒として使ってきたのに。空のペットボトルだって我々貧乏人には大切だと言うことは、一般人の感覚ではわからないのだろう。

F1会場のアルバート・パークへ

入場してすぐ近くのスタンドでは、約3mの柵越しに、大音響で走るF1カーが見えた。とても速いし、音はもの凄い。かなりの人が耳栓を持っている。きっとどこかで売っているのだろう。
進んでいくと、ちょうどコーナーの入り口にさしかかった。ここならカーブなのでスピードを落として走っていくだろうと言う彼女の読みもあったので、この場所で陣取ることにする。しかし、まだポイントはいっぱいありそうな気はする。彼女はこの場にいるというので、座ってみることのできる場所を探しに1人で歩き出す。だが残念ながら座って見る場所はない。
戻ると、かなりの人になっている。行列、混雑とはいかにも無縁そうなオーストラリアの人が長い時間、1つの場所に居座り続けることはあり得ないと思っていただけに意外だ。

F1観戦の様子

サーキット内ではいわゆる前座なのか、フェラーリやジャガーなどのスーパーカーが走っていく。続いてFord Falcon, Holden Commodoreなどの一般改造車のレースをしている。
再びF1が走ってきた。どれが誰の車かよくわからない。

昼になったので昼食をとる。持ってきたカレーピラフを人混みの中で食べる。隣の太った親子は我々が食事を始める以前からずーっとサンドイッチを食べ続けている。こんな風に食べていたら太るのも無理もないだろう。
どんどん人が増え1時過ぎ、スポンサーの旗を持った人がパラシュートで降りてきた。いよいよ1時50分、レースの車がウオームアップを始める。

2時、いよいよスタート。様子がおかしいと思ったら、クラッシュがあったようだ。レースは一時中断し、再スタートとなる。クラッシュした車が運ばれていったので、惨事があったことはわかったが、ここからは様子は全くうかがえない。
再スタート。ウイリアムズとフェラーリが先頭を走っていく。どれが片山右京の車かは特定できなかったが、実況放送で"Katayama"の名前が聞こえたので無事とわかる。それにしても凄い音がする。しかも速すぎて何がなんだかさっぱりわからない。何周かして周回遅れが出てくると、どれが先頭であるかさえもわからなくなってしまった。とりあえず、何台かのF1カーをカメラに収める。だんだん飽きてきたが、せっかくなので見ないわけにはいかない。一度引き下がってしまうとすぐ場所をとられるに決まっている。今も隣の男の子が柵に手をかけている。こちらも場所をとられないように少し足を広げ、牽制する。
我々の前でクラッシュがあるわけでも追い抜きがあるわけでもないので、いまいち盛り上がりに欠ける。あっと言う間に見えなくなるので、運転技術が凄いのかさえもわからない。ただ、ギアチェンジが速くて、オートマチック車のようにスムーズに走っていると言うことだけがわかった。エンジン音にほとんどとぎれがない。
午前中からずっと立ちっぱなしなのでやけに疲れる。やがて4時近くになり、レースが終わった。そのことさえもラストランがあったのでわかったという有様だ。
ラストランが終わるとサーキットが開放された。我々も、群衆の後について行き、サーキットに入る。

F1サーキットを歩く

前から、どこのチームのものかわからないがクラッシュした車が運ばれてくる。コース場にはタイヤのゴムの破片が落ちている。記念にといくつかを拾って持ち帰ることにする。
ずっと歩いてメインスタンドの方へ行った。もうシャンパンかけは終わっていた。凄い人混みだったが表彰台近くまで行く。酔っぱらいが大勢いた。
続いてピットの前へ行く。ピットそのものへは行くことはできないが、フェンス越しに様子を伺い知ることができる。片山右京のピットにはF1の解説者の人がいた。薄ピンクのジャケットを着ていてとても目立っている。

車のガラスが割られていた

 車へ戻る。なんと、車のガラスが割られている。ちょうどリアのクオーターガラスの所だ。そしてそのドアの鍵が開いている。鍵を閉め忘れたかと考えたが、そんなはずはない。誰かがガラスを割って鍵を開けたに違いない。中のものが盗られていないかチェックする。カセットテープは日本語のものばかりなので被害無し。そのほかのものも日本語で書かれた物が大半なので無事だった。免税店で買ったたばこの残りが数箱盗まれたのみだった。

 ちょうど前の日に車からスーツケースを出してあったので被害は最小限ですんだ。これでもし、スーツケースが中に入っていたらと考えただけで恐ろしくなる。無事を喜ぶと同時に、今まで、車に荷物を積みっぱなしで出かけていたことを反省する。帰りにスーパーに寄るが、ガラスの割れた車のことが気になってしょうがない。今日はもうどこへも行かず宿でおとなしくしていることにする。

 宿へ帰り、受け付けで割られたガラスのことを話すと、親身になって聞いてくれた。昔はオーストラリアも安全で、家の鍵をかけたこともなかったそうだが、ベトナム戦争の難民を受け入れてから、治安が悪化したそうだ。そして今ではCaravan parkの入り口にもゲートをつけてGuest以外は入れないようにしているのだという。オーストラリアは、ベトナム戦争での難民を一番多く受け入れた国として有名だが、こういう弊害があったとは知らなかった。もっとも、治安の悪化が本当にベトナム難民によるものか、それとも彼女の偏見なのかはわからない。

勉強が苦手なボクの英語日記 ワーホリを終えて

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