水族館へ行った日

45日目(4月12日)/Gladstone→Sunshine coast→Brisbane

今日はいよいよBrisbaneまで進む日だ。朝6時15分に起床。彼女の朝食をつくる。彼女が朝食を食べている間に、車に荷物を整理して積み込む。
一番の楽しみは何といってもBrisbaneの少し手前にあるUnder water worldという南半球最大の水族館だ。満足するほどの長い間魚を見て、なおかつBrisbaneに今日中に到着するには早く出発する必要がある。

あっという間に宿を離れる。彼女のお化粧は車中ですることになる。
やはり、今日も交通量が多くなかなか満足のいくスピードを出すことができない。極めつけは40km/h程でのんびりと走るVan。前日やっとの思いで追い越した車がまた走っている。印象が強かっただけに忘れてはいない。我々が動物園でのんびりしている間も40km/hで走り続けて、いつの間にか追い越していったのだろう。
何とかその遅いVanを追い越す。もう会うのはごめんだ。

昼食のためRest areaに停まる。Free...と何かが書いてあったので行ってみる。Nestleの提供で飲み物やNestle製品をサービスしているようだ。日本ではよくありそうなサービスだがニュージーランド、オーストラリアの旅行を通してこのようなサービスは初めてみた。日本ではこのような広報活動がとても煩わしく思われたが、こうやってこのサービスに久々に対面してみると何だか懐かしい。良くも悪くも日本を思い出す。
MiloとKit Kut、そしてQueenslandの道路地図をもらってその場を去る。

車に戻ったところで昼食。早速鳥がやってくる。黄色の羽をしたこれまでに見たことのない鳥だ。ご飯を与えると喜んで口にした。
食後、Tewantin beachというBeachを目指す。ガイドブックを読んでいた彼女によると、この海岸は72色の砂でできているそうだ。住宅街や川沿い、何もない所など色々走り回ったがはっきりとした場所が分からないまま次第に遠ざかってしまう。詳細な地図がないので諦める。
Sunshine highwayに乗りBrisbaneを目指す。このあたりはSunshine coastと呼ばれ、Goldcoastと同様美しい海岸が続いている。Highwayは海岸線とほぼ平行に走っている。正面には地平線まで真っ直ぐに伸びる白い砂浜が見え、横の青い海からは白波が次々と押し寄せている。
Under water worldのあるMaroochydoreという町に着く。マロキドールと呼ぶそうだ。中心街はリゾートの町らしくとても賑わいでいる。ColesやK- martはもちろんだが、おしゃれなMallがあり、活気がある。
パーキングメーターに車を停めVisitor informationへUnder water worldの場所を聞きに行く。さすがに人が多い。中でも親子連れが目立つ。推測するに、こちらの方が地元の人向きで、ミーハーなGoldcoastが嫌いな人や別荘を持っている人が来るのだろう。

Under water world:南半球最大の水族館

Under water worldは町のかなり奥の方にあるそうだ。教えてもらったとおり海岸のすぐ横の道を走る。道の横には高層マンションやResort unit、別荘などがあり人の往来がとても激しい。
その道からはずれ、しばらく行くと大きな看板がありあまり迷わずに到着することができた。
$15.50の入場料を払い、中に入る。入り口のすぐ近くにあるReefの生き物を触ることができる水槽には、Great barrier reefで見た魚やヒトデが入れられている。ヒトデはたくさん見たが写真を撮っていなかったのでここで撮る。
次は、Seal presentation。日本語に訳せば、アシカショーだ。芸の中身は日本のアシカショーと大差はない。ボールを投げられると、口で受け取るのではなく、わざと客席の方に飛ばしてしまうのには笑わされた。

いよいよ次は、海水魚のコーナー。水槽を剔るような形でトンネルが設けられている。この形の水槽は比較的よく見られるが、ここのものは、さらにその下の通路がベルトコンベアー状になっており、歩かなくても見られるようになっている。好きな場所で止まったりすることができないのが残念だ。だが、人が少ないので何往復かすることができる。天井が低く、水槽の表面のアクリルも少々傷で曇っていて見にくい。規模は、やはり大きくはない。"南半球最大の・・・・" という言葉にいつもだまされるが、考えても見れば、南半球は北半球と比べると陸地、人口共に圧倒的に少ないのだから、"南半球最大の"施設が多少見劣りするのは無理もない。これらの枕詞が付く都市施設は、せいぜい日本で10本あるいは20本の指に入るか入らないかの程度だろう。
だが、小さいながらも鮫やエイ、アジの群等色々見ることができたので意外と満足だ。中でも鮫の下に小判鮫がくっついていたのには興味をひかれた。

次は淡水魚のコーナー。こちらはずいぶん充実している。Kakadu national parkのVisitor informationで見たRainbow fishやBarramanttiに再会する。ほかにも東南アジアやアフリカの熱帯魚も展示されている。
水族館の出口は2階にある。長い通路を伝って外に出るとThe wharfというShopping centreへ続いている。規模は決して大きくはないが、お土産物屋が続いている。一通り見た後、車に乗り込みBrisbaneへ向かう。

ブリスベン

次第に周囲に建物が増え、交通量が増える。

ブリスベンの市街地

心なしか、車の動きが慌ただしく見える。町の中には入らずに、郊外の大通り沿いでCaravan parkを探す。道路の右側に1つ見つけるが、中央分離帯があるので次の交差点で転回し、戻る。
2泊分のStayを申し込み、Check inして荷物を運び入れる。$25/日と安いがベッドが狭い。だが、隣がHyper marketというShopping centreとなっており、裏門からすぐにShopping centreへアクセスできる。立地はとても良い。
Shopping centre内の大きな花屋の屋外売場の中を歩き、買い物へ行く。
店は大半が閉まっていたが、スーパーは開いている。ColesでもWoolworthsでもないがかなり大きなスーパーだ。ここで1度はTryしてみたいと思っていた、Reef fishを買う。$11.99/kgと高く1匹$8以上となってしまった。

熱帯魚を捌く

宿へ帰り、魚をさばく。赤っぽい体に水色の斑点がありとても熱帯の魚らしい。顔が可愛らしく少し愛嬌がある。鱗は鯛のようにとても堅く、取るのに苦労する。苦労して鱗を剥ぎ取ると水色の斑点は取れただのピンクの魚になった。
2枚におろし塩焼きにして食べる。淡泊な味だが、まずまずだ。とても貴重な体験をすることができた。

食後、彼女が家に電話をする。驚くことに日本では30年降りに4月に雪が降っているそうだ。その一方で昨日サクラの開花宣言があったらしい。どうなっているのだろうか。ずっと半袖で過ごしている我々からは想像もつかない。

勉強が苦手なボクの英語日記 ワーホリを終えて

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