コンタクトレンズをなくした日

26日目(3月24日)/Alice Springs

アリス・スプリングス周辺を観光

Alice springs周辺を見て回る日とする。地図を見ると、あたりにいくつかの観光地があるのがわかる。まず、Town centreから15分くらいの所にあるGorgeへ行く。
駐車場に車を停めて歩くと、間もなくロックワラビーの大きな立て札と共にinformationがあった。両側に岩盤が切り立っていて、まさに深い淵という感じだ。歩いているところは砂地で水が流れていた形跡が見て取られる。砂地には草1本も生えていないが、少し低いところには水が溜まっていて、なぜだか木が生えている。

ツアー客が何組か来ていて、その中のおじさんの1人が、「岩の後ろでワラビーが水を飲んでいるよ。」と親切に教えてくれた。奥の方へ進むと、水たまりのすぐ横にロックワラビーがいた。写真を撮ろうとしたが、カメラがフラッシュになってしまうのでやめておく。フラッシュを手動でオフにすることもできるが、おそらく暗すぎて何がなんだか訳が分からなくなるだろう。
前日のワラビーとは違い、今日のは警戒心がとても強い。むやみに近づくことはできない。
意外とあっけなく見終わってしまったので、次の場所へ行く。入り口にAdmission adult $3と書いてある。前日のKings canyonのあんなに雄大な景色がただで見られたことを思うともったいない気がする。彼女に相談すると、「どっちでもいい。」と言う。「よめよう。」と言ったら彼女も同調したので入り口まで行ったが引き返すことにする。ここに来るまでに$2以上のガソリンを使ったのはどうなるのだろうと、少し後悔する。

アリス・スプリングスの市内観光

次に、市内観光をする。まずは、Tood mallというモールへ。お土産物屋にはたくさんの人がいる。その中の1つにはたくさんのアボリジニアートが売られていた。作者の写真が飾ってあり、本物のアボリジニの作品だと証明している。どうせならその写真もつけてくれればもっとよいお土産になるのにと思うがどうだろうか。アボリジニアートといえば点描をイメージするが、カンガルーやエミューを描いた写実的な写真もいくつか見られる。
他に、Road trainや砂漠に咲く花などの絵はがきが売られている。彼女がその中のいくつかを求める。合計で$4.50にもなってしまったと後悔している。本当に貧乏だ。
モールの中には、お土産物屋に混ざって一般の店もたくさんある。Sports girlやお洒落なブティックもある。K-martでエンジンオイルを買おうと思ったが、残念ながら品切れだ。
K-martでは、鞄を持って入ると、店から出るときに万引きしてないかチェックするために呼び止められて鞄を開けるよう言われるのが常だが、彼女は、"不審"とは無縁なのかほとんど呼び止められない。この日も呼び止められずに通過した。なんだか悔しい。
Colesで夕食用のTurkey minceを買い、宿に戻る。

昼食は、韓国の辛ラーメン

結局、街はまずまずだったが、期待していたほどの観光地ではなかった。ちょうど昼時なので昼食をつくることにする。韓国のラーメンをつくる。その間に彼女は洗濯する。
さすがに韓国のラーメンは辛い。だがいつも思うが麺だけはとても美味しい。とても乾燥のインスタントラーメンとは思えない。その一方で、どのラーメンも汁がどれも同じ味のような気がしてしょうがない。いつも農心のラーメンしか食べないからそう感じるのだろうか。いや、日清のラーメンにも味は何種類もあったはずだ。辛いせいで全部同じ味に感じるのかもしれないが、乾燥昆布が入っているのもどのラーメンとも共通している。
しかし、何といってもすばらしいなのは、クーラーのある室内で蠅に悩まされずに快適に昼食を食べることができたことだ。やっと現代人らしい昼食時間を過ごすことができた。旅行中のいろいろな苦労がその思いをいっそう強く感じさせる。きっと人に言えない貧乏や苦労をしてきているのだろう。人に言っても理解できない範囲の苦労が多いし、苦労を語る人もいないのできっとこの思いは2人以外にはわからないだろう。

人間らしいリゾートライフ

そう言う思いもあってか、午後からは人間らしい生活をすることと決める。外気温は33度もあり、とても暑いのでプールに入ることにする。プールサイドには、我々から見たいわゆる外国人が泳いだり日光浴をしたりしている。これこそ本当のリゾートライフだ。
いよいよ水着に着替えプールへ入る。最初、水がとても冷たく感じられたので尻込みしていたが、一度入ってしまうととても気持ちがいい。狭いプールの中で平泳ぎやクロールなどをしてはしゃぐ。

コンタクトレンズを紛失

彼女が突然コンタクトレンズを落としたかも、と言い出す。両目とも落としてしまったようだ。目がぼーっとしてよく見えないらしい。もし目に入っているなら痛いはずだが、全く痛みもないようだ。鏡を持ってきてあげてチェックするが、やはり目の中にはない。諦めきれなくてプールの中を探そうと思ったが、見つかるはずもない。やはり事前に注意しておけば良かった。それにしても可哀想だ。予備レンズは片方しかないのでこれからは彼女も眼鏡での生活となる。慰めるがさすがに立ち直れないようだ。さっと上がって「シャワーを浴びる。」と言って行ってしまった。
「一人で遊んでて良いよ。」と言われたが、さすがに一人ではおもしろくないのでプールはもう終わりとする。
シャワーを浴び、ひと休みする。まだ、彼女はショックから立ち直れていない。

夕食と日本からの電話

夕食時が近づいてきたので夕食をつくることにする。今日は、彼女にお願いする。
珍しく高級な宿に泊まったので、部屋に電話がある。日本の友達に電話をかけてもらうことにする。そう思ったが、オーストラリアの国番号がわからない。番号問い合わせダイヤルにかけ教えてもらう。一瞬、オペレーターは不思議がっていたが、事情を伝えると快く教えてくれた。
公衆電話から、日本に電話をかけ、こちらの電話番号、部屋番号を伝える。「部屋番号+Please」で繋がるとは教えたが大丈夫だろうか。
しばらく待つが、電話はかかってこない。もう1度日本に電話をすると、言葉がよくわからなくて切ってしまったという。とにかくもう1度トライするように言って電話を切ってしばらく待っていると、電話がかかってきた。
久しぶりの会話を楽しむ。彼女は、Turkey minceを使って鶏そぼろご飯をつくっている。そのほかに、サラダとみそ汁、もつくってくれた。オーブンで暖めるだけのFish flyも食べる。
準備ができたようなので、電話を切り、夕食をとる。とても美味しい。Fish flyがあまりにも美味しいので、次の日用にと半分を残す。片付ける場所がないのでオーブンの中に入れっぱなしにしておく。「これで忘れたらしゃれにならないね。」と言って2人で笑う。

勉強が苦手なボクの英語日記 ワーホリを終えて

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