2000年オリンピック会場を見た日
55日目(4月22日)/Sydney
午前中、Exhaust leakを直すために、意気込んでMt. DruittのGarageまで車を持って行くが、忙しいということなので他の所へ行くことにする。予約しておけば良かったと後悔する。車を売るには Kings Cross car marketしかないのではということになりKings Crossへ向かう。
2000年シドニーオリンピックの会場を見る
市内へ戻る途中、Olympic parkの近くを通ったので立ち寄ってみる。2000年のオリンピックはこの場所で開かれるのだ。その頃また戻ってくることができたら嬉しい。
広大な駐車場をくぐり抜けていくと、一角だけ車が停まっているスペースがあったので、そこに車を停めて歩いてみる。Aquatic centreという名のプールはドーム状の真っ白な建物だ。入り口に"Australian
swimmer......."と書かれており、Admissionがいるとなっている。中でなにやら競技が行われているようだ。
続いてはAthlete centre。白い大きなライトが立っていて中には陸上競技場が見える。ここが開会式の会場だと思いこんでいたら、看板写真をよくよく見ると、メインスタジアムはまだ建設中のようだった。建設予定箇所ではブルドーザがうねりをあげて土砂を運んでいる。
戻る際にAquatic centreの前を再び通る。有名な選手がいたらしく、遠足中の小学生が、サインをせがんである人に群がっている。先生が、「やめなさい、こっちへ来なさい。」と言っているのに、別の先生が子供に混ざってサインをせがんでいた。その選手は"Scottie"と呼ばれていた。後でどういう選手か調べてみよう。
大きな大会名のなら見てみたいということで、昼食を食べた後、またプールへ戻って来ることにする。だが、車の中で昼食をとり、戻って受付で話を聞くと、次の競技会は午後6時からだという。仕方なく諦めて、Kings
Crossへ行く。
Kings Cross car market
Kings Cross car marketの人に話を聞く。長い順番を待たされた後、車を売りたいというと、「ここで売るにはPink
slipが必要だ。」と告げられる。近辺のGarageを紹介してくれたのでその中の1つへ車を持っていく。
あいにくガレージは一杯だ。「そのあたりに車を停めて待っていてくれ。」というので待っていたが、もう1度話を聞くと、「2時間後に取りに来てくれ。それまでに直しておくから。」とのこと。駐車禁止の場所だったが、ガレージの車をしょっちゅう出し入れしており、回りの駐車車両もほとんどがガレージで直している車だったので路上に停めたまま出かける。
Oxford st.を通り、再びPaddington周辺を見て回る。やはり変わった雑貨や洋服が売られている店が多い。歩いている人も一風変わった人が多い。
William st.で家並みの写真を撮ろうと立ち止まると、目の前がガイドブックに出ていたSweet Williams
chocolateという彼女が行きたがっていたチョコレート屋だった。ここへは、わざわざ遠くからもチョコレートを買い付けに来る人もいるという。その割には地味な外観で住宅街の中という目立たない場所にある。
早速、彼女がチョコレートを買い食べてみる。さすがにおいしいが、びっくりするほどではないということだ。
エンジンオイル漏れはEverywhere
時間になったので、ガレージへ車を取りに行く。Oil leakingがひどく、このままではPink slipは出せないという。「どこから漏れているの?」と聞くと、ジャッキアップしてある車の下を指さし、"Everywhere"と言う。確かにそこらじゅうからオイルが漏れており、エンジンは真っ黒だ。これでよく誰も人がいないところばかり10000kmも走ったものだ。考えるとぞっとする。逆に、ここまで無事戻って来られたことにもホッとする。エンジンオイルの消化がやたら激しかったのもこのために違いない。
エンジンを洗って一通りの漏れ止めの措置を施して、漏れがなければPink slipが出せるという。おじさんの言うには、$400程かかる修理をすればしばらくは漏れてこないという。完全に漏れてこないようにして欲しいところだが、それは不可能で、どうしてもというのならエンジンを変えなければならないようだ。パッと見た限りオイル漏れがないのならPink
slipは出せるそうだ。グレーゾーンの世界だ。お金の問題があるので直したくはないが、やむを得ない。直してもらうことにする。その他にもフルスモークは駄目だとか何カ所かクレームを受ける。スモークは前の場所では何も言われなかったので不思議だ。やはりいい加減な国だ。
しばらく経って戻って来ると、エンジンがピカピカになっている。買ったときと同じようだ。きっと車を買うときに見ていたときも、同じ方法でエンジンを綺麗にしていたに違いない。
お金と引き替えにようやくPink slipをもらう。これで高く車が売れると良いのだが。
オリンピック会場での人気者は一流選手
宿へ帰り、新聞読む。Aquatic centreの前で"Scottie"と呼ばれていた水泳の選手は、50mバタフライの歴代2位の記録を持つScottie Millerという選手だった。ミーハーだが、知っていたならサインが欲しかった。