ひたすらOutbackを走った日(2)

34日目(4月1日)/Mt. Isa→Charters Towers

彼女がほとんどの用意を済ませ、荷物を車へ入れ始めた頃ようやく目が覚める。8時過ぎに出発。今日は特によるべき所もなさそうなので、ひたすら走る日になりそうだ。
いきなり道を間違え20分くらい損をする。時間に全く拘束されない生活をしているにもかかわらず、なぜか苛立ってしまう。だが、迷っている間、住宅街を通ったりしてMt. Isaの町の意外な大きさを知ることができた。人口、5,6万人くらいだろうか。

何もないアウトバックの道を走る

町を離れると、また何もない景色の連続となる。だが、Northern Territoryの半砂漠とは異なり、赤茶けていながらも草原や林が見られる。また、話すことがなくなったのでQLD州のガイドブックを元にWhat to seeなどを読んでもらう。だが、さすがに内陸部なのでさしてみるべきものもないようだ。そしてガイドブックも読み終わり、また無言の時間が始まる。途中一度給油した後もひたすら走り続ける。彼女は再び眠り始める。何もすることがないとこちらまで眠くなってくる。彼女が起きたので、運転を代わってもらう。

昼になったのでRest areaで昼食をとる。ベンチがあったのでそこに座り弁当を広げる。相変わらず蠅が多い。屋根があって日陰になっているのがせめてもの救いだ。今日の昼食は、昨日の残り物のかに玉とフライだ。だが、ずっと助手席に乗っていたせいか、少し気持ち悪く食欲が出ない。やはり助手席は苦手だ。

景色が変わり始める

昼食後は運転を代わる。間もなく、Richmondという町で給油する。その後、彼女は眠り始める。
これまで道は比較的単調だったが、少し様子が変わり始める。だんだん、山の中に入って行くようだ。山道は、Victoria州以来のような気がする。ただひたすらまっすぐな道を走る日が長かったせいか、多少の恐怖感を覚える。少しずつより木らしい木も見られるようになり、山へ入っていくことを実感する。下の方では、鉄道が谷筋を通っているのが見える。また、道路が山を大きく迂回して通っているのも見える。木があまり生えていないのでどういうふうに道路が通っているのかよく見える。日本ならトンネルを掘りそうな山でも、大きく迂回して、山をかすめる程度にしか通らず反対側につながっているところもある。土地があるところらしい。
やがてこれまでよりも道が若干狭くなり、ぐっと上り始める。非常に少ないが、時々現れる対向車にはひやっとする。右方向にLookoutが見えたので立ち寄る。
Great deviding range, 550mと書かれている。下の方にはさらに低い山が見える。あたりの木は、幹が細く白っぽい。葉も、やはり、青々とした緑色というまではいかない。

Charters Towers

車に乗り込んだ後は、東の方を目指してまたひたすら走り始める。そして暗くなる前にCharters Towersという町に到着。町の入り口には、Road train禁止の標識があり、いくつかの連結車両が止められている。ここで荷台をはずして町へ入るのだろうか。
町へ入り、Caravan parkを探す。住宅街の中にあるMexician caravan parkを見つけ、1泊のStayを申し込む。車をOn site vanの横まで持っていき、荷物を入れる。なぜかOn site vanは、ビニールシートのガレージに入れられている。雨漏りでもするのだろうか。
中にはTVと扇風機がある。これで$27/dayは安い。
荷物をおろした後、買い物へ行く。Town centreが見つからず、気がついたら来た道を戻っている。Shellのガソリンスタンドで道を聞くと橋を渡って向こうだという。だが、その橋が見つからない。とにかく言われた方向へ進む。町自体が非常に広々としていて、どこも住宅の敷地が広く、道も住宅街であるか否かにかかわらずやたら広いので Town centreがなかなか見つからない。
方角だけを頼りに当てずっぽうに進むと、Caravan parkのすぐ近くでTown centreを見つける。1本のメインストリートの両側にいろいろな店がある。そして、一番奥には教会がある。意外なことにゴシック調の建物が多い。
夕日が眩しくてどこにスーパーがあるのかよくわからず数100mのメインストリートを通り過ぎてしまう。もう1度戻ったときに、Woolworthsを見つける。買い物をしてCaravan parkに戻り、2人で夕食を作る。

勉強が苦手なボクの英語日記 ワーホリを終えて

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